handspringのサイトでtreoを見て思った。「電話としての用途をメインに考えている人には向かないだろうが、キャリアと提携して、モデムとしてでなく携帯サービス端末として展開すれば、携帯電話をメール端末にしているユーザーには良いかも。電池の管理と持ち運び時に身につけなければならない荷物が一つ減る。」
panheadの携帯電話の月平均通話料は50円を切っている。ひょっとしてpanheadはtreoのターゲット?もちろん、年収や社会的ステータスも含んだターゲット像という点では問題外ではあるが、そんな些細な(handspringと株主にとっては大問題かもしれないが、ユーザーにとっては関係ない)ことは気にせずにおこう。とにかく、メールの受信が中心でほとんど電話として使わない人間にとってtreoは魅力的なデバイスだ。panheadはいうまでもなくj-phoneユーザーだが、j-phoneがメール端末として使えるtreoを発売したら最高だ※。メールマガジンとメールニュースでほとんどのことは事足りる。
ウェブを巡回して、テキストデータを切り取り、整形してメールにして送信するというソフトがきっと出るはずだ。というより、出して欲しい。pilonewsやWebNovelConverter、VisorにWebがぴるごむ!のデータをメール自動送信するようになれば面白い。
デジタルデバイスの場合、複合化のメリットは大きい。PDAの通信との複合化によるメリットは、言うまでもないので省略するが、持ち運ぶという性格からも大きなメリットがあることに気付いた。panheadはprismと携帯電話端末(メール端末)とシリコンオーディオプレーヤーを持ち歩いている。全てが異なる規格のACアダプターを必要とする充電機器だ。これが、それぞれ別のタイミングで電池が切れる。寝る前に、どれかの充電が切れかかっていないかチェックしてから、必要なら、充電器につないで寝る必要がある。朝、電車で電池切れ間近であることがわかるという事も多い。treoは音楽プレーヤーは搭載できない(springboard非対応)が、少なくとも一つの荷物とACアダプターと電池切れの可能性を減らしてくれる。取扱に注意の必要なデバイスを一つ減らせるというのは精神的にもメリットは大きい。
treoがそうなっているかどうかは不明だが、複合化するのであれば、電池は交換可能にする必要があると思う。でなければ、携帯電話とPDAの両方が同時に使用不能に陥ってしまう。交換用電池を持ち運ぶことが可能になれば、使用可能時間が倍になるのと同じ効果以上のものが得られる。その安心感は乾電池使用機種にこだわる人が多いことでもわかる。高電圧を必要とする機器に乾電池を使うことは不可能だろうということもデザイン的に難いことも分かる。ならば、ドッキング型の増設バッテリーを出して欲しい。
とまあ、panheadにとっては魅力的に見えるデバイスではあるが、どちらの機能も単体の最新機種と比較すると見劣りすることは否めない。カラーが主流となりつつある中でのモノクロ液晶。電話機として使いでの悪そうな函体。どちらも、ヘビーユーザーに対して訴求できるものではない。そこに本当に市場があるのかないのか。発売が楽しみなデバイスだ。visorファンとしては、アメリカ市場で足がかりを作り。日本の3G携帯対応機種をひっさげて日本再上陸※2を果たして欲しいものだ。
※最近メールの遅延が激しい。ISP宛と同時に投げたメールが30分以上(時によっては数時間)もたってから届くことがある。これじゃダメだけどね。これができれば、ロングメールのキラーアプリになるかもしれない。
※2:予想通り、VisorDXの販売は終了したようだ。今度はまさかのedgeの19800円。これも、在庫限りだろう。新機種のproやneoの日本国内販売もない。日本市場からフェードアウトしていく戦略としか思えないのは杞憂だろうか。
MeDocデータ一部修正。岡本綺堂「綺堂むかし語り」を訂正しました。
e concept Flash-Vol.49によると「MI-E21用パーソナルデータベースII(PDBII)発売開始・・・Accessとの間でデータのやり取りができるので、パソコン連携もさらに充実です!」ということらしい。Accessとの連携なんか、3年前のMI610でもできたことなのに、それと同じことが可能になったことを「さらに充実」と言うのは間違っている。
それ以前に、個人のパソコンユーザーでAccessを持っている人がどれくらいいるんだろうか?officeプリインストールマシンでもAccessまで入っているものは少数派ではないだろうか。もし、Accessを持っていない場合は、パソコンと連携してPDBIIを使いこなそうとするとAccessが必要になるということだ。
どうして、Jfileのようなアプローチをとらないのか分からない。PDAで複雑なRDBを持ち歩こうなどとは誰も思わないし、PDBII自体にそんな機能はない。PDBIIにはテキスト・PDBIIコンバーターを同梱し。GUIを持ち、直接PDBIIのデータベースファイルを編集・作成できるユーティリティを別に有償で配布すればいい。そのPC版データベースソフトはザウルス版PDBIIで扱えるデータをフルにサポートし、Accessやexcelからのインポートも可能にすればいい。
あるいは、PDBIIビュワーソフトあるいは、設計のできない簡易版PDBIIを無償配布するというのもいい。そして、シャープが無償で様々なデータ集を配布したり、個人が作ったデータをMuncyみたいに配布できる場を作れば、PDB・ザウルスの普及にも貢献すると思うのに。
多分、PDBII・Accessの連携には様々な権利関係があるのだろう。MSとの力関係やしがらみを切るわけにはいかないのかもしれない。しかし、それがユーザーにとって利便性をもたらす連携なのかどうか十分に検証が必要だろう。panheadにはそうは思えない。相変わらず、ユーザーの立場に立っていないシャープのマーケティング姿勢に変化はないようだ。
追記:さらにいうなら、シャープのmacユーザー無視の姿勢も相変わらずのようだ。現状のザウルスはmacユーザーにお勧めできるマシンではない。
ADSLは一段落。というか、予想していたより高速な接続ができているので、満足している。詳細はフレッツADSL。
ただ、ISPの移行を本格的に進める必要がある。前のISPのメールも1カ月はチェックする必要がある。マルチアカウントかつ無料のOUTLOOK5.02で、メインのもの以外はケアする。しかし、これまでこういった、メールアカウント情報、ID情報は全部ザウルスに保存していた。ザウルスの場合は全てのデータで鍵アイコンをタップするだけでプロテクト状態に入る。Jfile5はデータベース単位でのプロテクトになってしまう。これは、palmOSに共通の仕様ではなく、Jfileの仕様ではあるが、データ単位でプロテクトできるとべんりだと思う。
実際、PalmOSの仕様では、データ単位でのプロテクト(プライベート)が基本なので、Jfileの対応が望まれる。というか、panheadは望む。
ザウルスでIDを管理するときに困ったことがあり、データーベースのフィールド構成に迷っている。メールアカウントの場合はアドレス、パスワード、メールアカウント(ID)、popサーバー、SMTPサーバー。ログインアカウントでは、ログインID、ログインパスワード、DNSのipアドレス、電話番号。サイトのログインには、ID、パスワード、登録メールアドレス、URL。と、似ているようで微妙に異なる項目が多数ある。パソコンのDBなら困ることはないが、PDAで項目数を増やすと視認性がが悪くて困る。リスト表示のときにザウルスでは5列、Jfileでは3列が限界だ。みんなはこんなデータはどう管理しているのだろう。
本来は、まとめて打ち出しておいて、PDAともパソコンとも関係のないところに保管するということが一番確実だ。それは分かっているが、ホームページのログインIDなんてそこまでする気にもならない。こういったIDの管理はPDAが用途として向いていると思う。携帯電話でもかなり使えそうな気はするが、視認性と検索という点でかなり見劣りがしてしまう(palmでも厳しいのだから)。
その理由としては、
ここまで来て気付いた。ホントにpalmって安全か?一見パスワードでプロテクトがかかっているように見えるが、palmでプライベートにしても母艦でホットシンクすれば丸見えになってしまう。jfileの暗号化はもっと強力のようだが、palmのパスワードプロテクトではパソコンに取り込んでしまえば丸見えだ。そんな企業秘密を持ち歩くのにお手軽PDAに頼ること自体が間違いとはいえる。本当に重要な機密データなら重かろうが不便だろうが、強力なプロテクトの可能なパソコンで持ち歩くべきだろう。
そんなことは、大多数のユーザーには無関係だろうが、もっと切実かつ致命的な弱点がpalmにはある。そう、もう気付いただろう。バッテリーだ。バッテリーが切れたまま置いておくとメモリが消えてしまうというところだ。使わなくても電池を気にしておかなくてはいざというときに役に立たない可能性がある。
palmにIDや接続情報を保存しておいてPCにバックアップをする。ある日、PCが不調になりHDのフォーマットを余儀なくされる。そして、リカバリCDでPCの再設定を始める。ネットワークの設定はpalmに保存してある。このとき電池が切れていたらアウトだ。ザウルスなら、ACアダプターにつなぐだけでOKだ。かなり運の悪いシチュエーションではあるが、可能性はある。このサイトを読むような人はまず大丈夫だろうが、メモ帳と住所録と辞書くらいにしか使わない人だと、カバンに入れたまま電池が切れていたということはあるはずだ。
そういう意味で、データをprismにコピーしてもザウルスのデータは消せないと思う。
詳しくはフレッツADSLに書いたので、ここでは書かないが、母艦のiMacのメモリを増設。
ADSLのダウンロード速度も速くなった。多分、iMac側の処理速度全般が高速化されたことによるスピードアップと思われる。
wiredの記事「ヨーロッパで「次世代携帯ポルノ」開始?」について、air palmの機長が書かれているコメントに受けた。「第3世代携帯電話たのめに『デジタル普及のための伝家の宝刀』を抜こうとしている」。そう、宝刀を抜くというのか抜かせるのか....
帰りにソフマップに寄ったら、VisorDXはなくなっていた。というより、visorがない。全てないのだった。せっかく、edgeが19800円になったというのに。インパクトがあっただろうに。palmOS機はpalmとCLIEしか残っていなかった。
ソフマップで買ったケーブルを取りつけて試しにつないでみたらつながっていた。詳しくはフレッツADSLを。
娘のVisorDXのリストア。ついでに、VFSソフトを入れてみたが、対応アプリケーションは限られているようだ。カードを無視してしまうソフトや、カードのデータを読み込もうとしたらエラーの出るものがあった。FaFilemooverやFAfileutilityなどは正常に動作した。
気付いたらメモリの残りエリアが200Kを切っていた。全く理由が分からず「情報」で確認してみたら、システムが異常に肥大している。リセットを掛けると1M程度に戻った。
アプリのどれかがメモリリークしているんじゃないだろうか....
フレッツADSLのモデムが到着。あのおっちゃん、ちゃんとやってくれてたようだ。それだけで嬉しい。詳しくは、フレッツADSLへ。
大のお気に入りのDocリーダーがバージョンアップしていた。目玉はVFS対応だ。ファイルの扱いはJfileタイプで、内蔵もカード上も一つのリストに表示され、アイコンによりその所在が表示される。右上のメニューはカテゴリーに割り当てられていて、「作品ジャンル別に表示する」といったことも可能だ。大量のDOCファイルをカード上に保存しておくような使い方も可能だ。また、パソコンで大量にダウンロードしたDOCファイルをカード上に保存し、既読と未読で分けておくのも良い。
それと、今回からカードにアクセス可能になったためか、カード上のTEXTファイルを読めるようになった。たった一つ残念なのは、ディレクトリを移動できないこと。j-docreaderはカード上のルートにしかアクセスできないし、POOKは\palm\programs\textか\palm\programs\Docsしかアクセスできないので、どちらか一方でしか読めない。このため、「読むだけならtextフォルダ。本体にコピーして編集したい場合はルート」と使い分けなければならない。
「カード上にテキストのまま置いておき、中身を読んだら消してしまう」というような場合を除いて、TEXTはルートに保存し、docにコンバートしてpookで読んでもいい。カードに置きたければそのときにカードに移動すれば良い(FAFilemoverでもpookでも可)。
CFカードは64メガでも、5000円を切っている。8メガのspringboardメモリモジュールより、CFカード+springboard用CFカードアダプタのほうが安いくらいになった(参考)。visorユーザーにもPOOKのバージョンアップは朗報だ。
それと、前のバージョンでもフィックスされていたのかもしれないが、大きなファイルでたくさんのインデックスを付けたものを開こうとするとファイルエラーでリセットしなければならなくなるという症状が出なくなった。これに伴い、MeDoc文庫を一部修正。
handspringからスペシャルセールと来年に発売予定の携帯電話+visor複合機の紹介のメールが来ていた。本気なんだね。しかし、スペシャルセールの対象はアメリカとカナダ限定だ。「そんなもん、日本人に送ってくんな」と思うけど、トップドメインがorgなんだから見分けがつかないか。アンケートフォームに国籍の入力エリアがあったら日本といれているはずだけど、なかったのかな。
AppleからiPodというMP3プレーヤーが発売されるらしい。5ギガのHDを積み接続にはfirewireを使うらしい。ややこしい著作権保護機構とかはどうやってクリアするのかは不明。生のMP3ファイルを転送するだけで良いんならうらやましいぞ。5ギガの外付けHDとして使えるらしいので、著作権機能はフリーだな。Appleは音楽・映画会社を傘下に持っていないので、この辺の考え方が甘いのかもしれない。俺のiMacにはUSBしかないんでどっちみち関係のないデバイスではある。それに、5GのHDを入れるためだろうが、かなり大きい。重量が180gって、prismとほとんど変らない。そんなもの持ち歩きたいか?
5Gというと約1000曲くらいは入りそうだ。ライブラリとしての可能性はある。普段聞いている音楽なんてそんなにはないだろう。同時期に継続的に聴くのは10枚程度じゃないんだろうか。しかし、検索・演奏ソフトの出来次第で悪夢のようなことになってしまうだろう。上の記事には「スクロールホイールは、自動的に加速がつくようになっており、長いリストの中からでも簡単に目的の曲が見つけられるという」と書いてあるが、1000ものリストからスクロールして選択するなんて「ご冗談でしょ」ってカンジだが、どうなんだろう。今時、携帯オーディオプレーヤーに399ドルも払いたいか?外付けfirewireHDDとして考えて、オーディオを「おまけ」とすれば悪くないかもしれないが、マーケティングスタイルはコンシュー・携帯マーオーディオ・プレーヤーを全面に押し出している。
macファンのpanheadが気になるのは、価格や完成度より、コンセプトとしてこの商品は面白くないということだ。5GのHDやfirewireは画期的に聞こえるかもしれない。しかし、HD内蔵のMP3プレーヤーも外付けメディアとして利用できるプレーヤー(kana2000※)も前からあった。firewireは初めてだけど、usb接続の延長上の考えでしかない(技術的には全く違うが)。つまり、これまでにあったコンセプトの延長線上のものでしかない。hypercardやMacOSのような独創性はどこにもない。
pipin@やnewton,portableのような記憶に残るマシンになるかもしれない。しかし、売上で貢献するとは思えない。とにかく、発売が楽しみだ。
こういうときに「提灯持ち」かどうかがすぐ分かる。いち早く購入し「これはすごい。これで、私は携帯MD,CD,tapeプレーヤーは要らない。全てのデータをこれに集約する」といった論調でレポートしながら、次に出たら「前のこれはここが不便で結局使わなくなっていた」と書く奴だ。しかも、そいつらは、原稿料でデバイスの購入費用くらいはカバーできている。数時間のやっつけ原稿でだ。
購入することで仕事の依頼がくるライター様と、無け無しの小遣から現金を捻出して買うpanhead(これを読んでいる大半の方がそうだろう)と、評価が同じはずがない。panheadが最近信用するのはウェブのファンサイトと日記サイトだ。そこでもらされる感想は貴重だ。これこそが、自分が買ったときに買ったときに感じるであろうものだ。「レポートが掲載されたらプラマイゼロだ。飽きたら人にやるか押し入れになげこんでおいてもいいや」といったライターの書いていることを信じてはいけない。
※panheadはiMac用のCFリーダーとしてkana2000を使っている。以前は携帯オーディオプレーヤーとして使っていたが、digoという東芝のsolidAudioプレーヤーを人からもらってからは移行してしまった。こっちの話題は、気がむいたら「パソコン批評掲載原稿原文集」に書きこむつもり。
娘のVisorDXの電池が切れて何日も放置したらしく、きれいさっぱりクリアされていた。このさいだからVFS関係のソフトを入れてテストしてみたい。
フレッツADSLの接続ツール到着。予定通りに進んでいくことが嬉しい。「・・・します」といったことがその通りに進むのは気持が良い。同じ待たされるのでも、途中経過がちゃんとクリアされていれば、誰も怒らない。その言葉通りなら、明日モデムが到着する。是非届いて欲しい。
テレビ番だぁ2のリンクを入れていないことに気付いた。ので、ひろつくのぱ〜むな日記へのリンクを貼っておく。このさいとの「ぱ〜むうぇあ」のページにあります。ここにリストされているIr Analyzerというソフトでリモコンのデータを収集して使えば、自由にコントロールすることも可能かも知れない。
残念ながらpanheadがリモコンとしてコントロールしたいテレビのリモコンは壊れていて信号を取り出すことができない。このためにリモコンを買うのでは本末転倒だし...
ヤフーの四半期決算が発表された。広告収入の減少をADSLの収入でカバーしたらしい。これって....思うことはフレッツADSLをご覧ください。
フレッツADSLをご覧!
MI610はまだpalmがザウルスの脅威となる前の機種であり、ザウルスの方向性に迷うことなく機能を貪欲に追い求めていた頃の機種だった。そういう意味で、シャープオリジナルのアイデアを追及した最後の機種とも言える。細かい機能について言及はしない。MI610の持つ弱点の多くが克服されているし、方向性も変わってきているからだ。しかし、未だに変わらないザウルス、というよりシャープの、弱点が有る。それについて考えたい。
結論から言ってしまおう。シャープの閉鎖的・独善的姿勢だ。これについては、ザウルスユーザーのバイブルとも言うべきザウマガが詳しいので、興味のある方はバックナンバーに当たって欲しい。palmは積極的にAPIを公開してデベロッパー(多くはアマチュアのプログラマー。というか、プロとして他の開発をしていて、趣味としてpalmのプログラムをするという意味でアマチュアなサポートプログラマー)に積極的に働きかけた。そして、そういうプログラムを取り込むことができるOSとしてpalmを進化させた。シャープはそれをしなかった。その差が今の差になっていると思う。
如実に現れているのが、moreソフトの扱いだ。ザウルスのmoreソフトはデスクトップ中のmore管理というmore専用のローンチャーアプリケーションから起動される(現行機種は知らない)。PCのソフトに例えるなら、デスクトップに並べたアプリケーションアイコンに対してフォルダの中に置いたアプリケーションアイコンのような状態だ。この取扱の差別は大きい。というより、この扱いがシャープのデベロッパーに対する姿勢を現していたと考えられる。同様に、ダイレクトキーという機能を呼び出すためのアイコンも固定だ。全く使わない機能のアイコンが固定されている。panheadはメーラーとしてHDmailとLF logbrowserを使用していて、何ヶ月も標準のメーラーを起動したことはない。ワープロについても、メモリカード上のテキストを直接操作できるエディタしか使わない。「ダイレクトキーに好みのソフトを割り付けることができたらすごく便利なのに」と常々思っていた。
これに対して、palmのアプリケーションは、差別なくローンチャー(PCでいうデスクトップのようなもの)に列記され、ハードボタンに後でインストールしたソフトを割り当てることさえ可能だ。
ネーミングの問題だが、「置換えソフト」というのも新鮮だった。標準で提供されているソフトを「置き換える」ことを許す発想だ。ザウルスの場合は「moreソフト」と呼ぶ。標準のソフトに対して「追加する」という発想だ。つまり、標準のソフトは絶対で他のソフトは飾りのようなものと判断しているネーミングだ。
これらは、シャープがサードパーティ開発ソフトを認めていなかったことの証拠だと思う。シャープの開発力には頭が下がる。MI610の各機能やメタ・データベースともいえる情報ファイルの取扱。各々のデータをリンクして関係付けるデータの取扱。palm標準のソフトをはるかに上回っている。2001年の現在でも、ここまで完成した一つの世界を構築したPDAは見当たらないと思う。PCが昔openDocで失敗して以来失ってしまった、データーの統合。その夢に一番近いのがMI610だったのではないか(ちょっと言い過ぎ?)。
ところが、シャープはこの美しい閉じた世界を開放しようとはしなかった。palmのように開放してくれていたらと思う。あるいは、その強力な開発力を活かして、標準のテキストからデータベースを作成するようなコンバーターを作っていてくれたら、もうちょっと違う展開があったのではないかと思う。すくなくとも、accessのアドインやエクセル・ワード互換ソフトを開発するよりはるかに簡単にできたのではないか(しかも、ライセンスも発生しないし)。 中途半端なパソコンとの互換性よりシンプルなオリジナルソフトで、テキストデータをベースにやり取りできれば良かった。そして、必要ならPC上で動くコンバーターで良かったのだと思う。
※panheadは常駐型のローンチャーソフトを導入することで、moreソフトを起動する不便さを克服してはいる。通常のランチャー画面はめったに使わないほどだ。どんなソフトを使っていても、インデックス(palmのhomeで起動されるローンチャーに該当する)を介することなく目的の機能(アプリケーション)を起動することが可能だ。この快適さは、2001/10時点のpanheadのprismでも実現できていない(da型のローンチャーが開発されれば可能と思われる)。
ザウルスのユーザーには必須のユーティリティと思われるが、ここで中途半端な説明をするより、他のサイトをあたったほうがいいと思うので、ここでは説明しない。ダイレクトキーの多いMI610でも、インデックスにしかないソフトについては一々インデックスから起動するしかないが、C-INDEXがあれば、一発で起動できる。辞書や電卓など、他のことをしているときに「ちょっと取り出して使う」といった、ユーティリティ系の機能を登録しておくと、起動の手間が大きく軽減される。シャープはこれを標準ソフトにすべきだと思う。店頭のデモンストレーションでも大きく貢献する上に、使えば使うほど便利になるというユーティリティの鑑のようなソフトだ。ザウルスの宝箱でダウンロードできる。これは、かなり最近になってできたシャープ公式のmoreソフトダウンロードサイト。これができるまでに、何年もかかった。
この、インデックス(home)に戻ってから他の機能(アプリケーション)を起動しなければならないのが不便なのはpalmも同様だ。特に、カテゴリーが別のソフトになるとさらにワンアクション(しかも、ペンを画面の端っこに移動してカテゴリーを変える必要があることも同様)必要となる。これについて、様々なアプローチが取られているが、今のところC-indexに勝るものは無いと思っている。これについても、別にまとめてみたい。
もちろん、palmに移行したために失ったものもある。これについては別の機会に。
車内の携帯電話のマナーが問題になって久しい。しかも、大声で話したり、うるさい着メロを鳴らしたりといった問題を封じ込めるために、ペースメーカーをつけた人を引き合いに出してきて「車内携帯電源オフ」の大合唱だ。密着して身動きが取れないような満員電車ならともかく、立っている人が一車両に数十人しかいないような電車でも「混雑した車内ではペースメーカーをつけた方に迷惑になりますので携帯の電源をオフにしてください」と連呼している(JR西日本と阪神電車)。
ペースメーカーに携帯の電磁波が影響を与えるのは、15センチ以内でペースメーカーと携帯のアンテナを直面させた状態でテストしたものだったはず。それも、「数十機種のうち数機種(数字は覚えていない)に影響がみられた」という程度だ。「少しでも可能性のある機種が存在する以上安全策を取るべきだ」という主張にも一理がある。しかし、ガラガラの車内の時にまで強要することは根拠がない。そんなことをするから、どこからが危険なのか十分に伝わらずに、満員電車でも電源を切らないことになってしまう。ペースメーカーをつけていれば、他人と密着しないように気をつけるだろう。密着することの防げない満員電車のような状況でのみ、電源オフを訴えればいいと思う。それ以外は、話し声とか着メロの音量だけでいい。そうすれば、「おっ、あの放送をしてるんだから切らなきゃ」と思えるだろう。
しかし、本来やるべきことは、ペースメーカーの改善だ。危険なペースメーカーを着けている人の人数は、テストの機種の比率から考えて1万人もいるとは思えない。本当にペースメーカー装着者の安全を考えているなら、その人達が安心して満員電車に乗れるような機種に換えるように鉄道会社がプレゼントしたらどうだ?ポスター作ったりするよりはるかに安くて効果的だったんじゃないのか?ちなみに、最近の機種では携帯の電磁波で誤動作することはないらしい。
で、やっと本題だが、時事ニュースサイトにこんな記事があった。「NTTなど9社が来年、電車内の高速無線実験」。京浜東北線沿線にはペースメーカーをつけている人はいないのかね。片方で「携帯の電話切れ」と言っておきながら「高速無線通信はOK」というのはおかしいんじゃ無いの?と思ったのだった。
それとも、高速無線通信というのが、単なる放送で、端末は受けるだけのポケベルのような機能しかないのかもしれない。これなら、電波を発生しないのでペースメーカーの問題はクリアだ。しかし、専用の端末が必要で、通勤電車に乗っている間しか使えないようなものを誰が欲しがるのか分からない。
ついでに思いつきなんだけど、ペースメーカーに、外国旅行に行くときにフィルムにかぶせるような、防磁袋で包んだらどうなるんだろう。強烈なX線も遮断するんだから、携帯電話の電波くらいは防げるんじゃないの。これくらいのことだったらペースメーカーをつけている人にお願いしても罰は当らないだろうと思うんだけど。誰でも、自分の体調が悪いときなんかにはそこをかばうように行動するだろうし、自分でできる範囲なら、守るべきだと思う。もちろん、満員電車の混雑の緩和は個人的な努力では防げないのだから、携帯電話の電源をオフにするくらいはするべきだと思う。
最近、議論にも上らなくなってきたことだけど、身勝手な電鉄会社や携帯キャリアの対応をみると黙っていられないので、書いてみた。みんなはどうしてるんだろう。(J-SH07にはオフ癩モードがあり、電波の送受信をしない状態でメールの読み書きやJAVAゲームをすることができるらしい。ナイスプレーだ。後は、普及活動だ。がんばれJ-phone!
MeDocファイルを追加。その過程で、POOKが大きな文書に詳細にインデックスをつけたファイルをオープンするとフリーズするので困った。収穫はMeDoc文庫にまとめておきますので、ご自由にお楽しみください。
青空文庫への対応はMI610の圧勝。MI-Mシリーズは、「様々なデーターを持ち運んで 利用する。コンテンツ・ブラウザーとしてのPDA」を指向しているだけあって、さらに充実度は上がっている。ハードの能力(液晶の解像度やフォントの視認性)でpalmを圧倒している。palmの優位性のうち、MI610ユーザーの垂涎の的だったハードボタンによる操作も手に入れ、磨きもかかった。何より、ebkファイルがそのまま読めるというのは便利だ。ebkファイルをカードに入れておけば、PCのあるところでは、ebkの強烈に美しい表示で本を読むことができる。そして、外出時にはそのカードをそのままPDAにマウントするだけだ。この点で、palmはdocファイルかテキストファイル(j-docreader)しか読めない。確かに、エキスパンドブックファイルは大きいが、メモリカードに保存する分には気にならない大きさでしかない。読んだ後でも、ライブラリーとしてHDDやCD-Rに保管しておいたときにPCで確認できる。
ちなみに現在のザウルスシリーズに標準で添付されている「文庫ビュワー」というソフトは、フリーのTTVブックリーダーをシャープが採用したものだ。文庫ビュワーのアップデート対応がどうなっているかはわからないが、作者のサイトから最新版をダウンロードした方がいいと思う。
TTVBookreaderでpanが好きなのは、なぞって検索に対応していることだ。MI610のように標準で辞書を持っている機種なら画面をセレクトするだけで辞書が呼び出され呼出し後に入力されている。これはたまらない便利さだ。特に、辞書を使う頻度が多いであろう英文を読むときに威力を発揮する。これは、単体の電子辞書ではできない技だ。惜しむらくは、ザウルス標準の辞書が小さすぎることだ。これについては、別の機会に辞書についてまとめてみたい。
ひとつ言えることは、リーダーと辞書とを同時に持ち検索できるというのは、OSに関係なく、PDAのキラーアプリケーションの一つになり得ると思う。PCには翻訳ソフトもあり、画面上に表示されている文字列を使ってショートカットで検索する辞書もある。容量やスピードの十分なPCなら、広辞苑や百科事典を呼び出すことも可能だろう(現存するかどうかは知らないが)。しかし、文庫本や雑誌のように電車の車内や待ち合わせの時間待ちの時などに取り出して使うことは不可能だろう。