Z2P-04

ペン追記(2001/10/2)

 前回、かなりべた誉めしたスタイラス・ペンだが、弱点を発見した。それは、ボールペン。これまでほとんどボールペンは使ってなかったので、気づかなかった。

 ボールペンは好みが激しいので、一概にはいえない。あくまでもpanheadの好みからいうと、という意味で読んで欲しい。このペンは、パイロットの2色+シャープペンの赤の芯のかわりにスタイラスチップが入っているだけだ。だから、ボールペンとシャープペンは通常のパイロットの製品だ。そして、問題のボールペンは普通の事務用細字ボールペンだ。panheadはこれが苦手だ。panheadの好きなのは太字。それも、Bicの極太の証券用とかが好き。パイロットにも、こんなに極端ではなくても、けっこう好きなタイプがある。それも、高級品じゃなくて一本100円未満のボールペンにもだ。

ma-1 すでにスタイラスの評価ではないが、このボールペンの困るところはボテ・モレが多いことだ。インクが糸を引くのを久しぶりに見た。

 帰りに気付いたさらにマイナーな弱点。自宅から駅までは約8キロ。SRX250で通勤している。そろそろ寒くなってきたので、flight Jacket Type MA-1を導入。大阪駅では季節の最先端をつっぱっしった厚着でかなり違和感を漂わせたりしていることはさておいて、このジャケットには左上腕部にポケットがついている。昔のパイロットがタバコとライターを入れておいたとかいわれているやつだ。さらに、その上に鉛筆を入れるポケットまでついている。細いペンならここに収納しておけるのだが、このペンでは無理だった。残念。

 ちなみに、このペン入れはちゃんとキャップが内蔵されていて、鉛筆を入れても芯が折れる心配がない。全然、palmともザウルスとも関係のない話題でした。

 家にインクがなくなりかけているボールペンで、書き味が気に入っているものが転がっていたので、切って取り替えてみたら快適になった。


ユーザーインターフェース(2001/10/5)

 ソフトを使っていると、わりと頻繁に「あれ?」と思うことがある。メニューを確認したり、違う方法でやり直すことで解決しているが、どうも引っかかる。最初は、初めてのプラットフォームのマシンになれるまでの戸惑いと思っていた。しかし、良く考えてみたら、これはwindowsマシンを使っているときの戸惑いとイライラと労力の浪費と同じ種類のものだということがわかった(win95はwin3.1やDOS時代に比べて相当マシにはなっている)。これはユーザーインターフェースの不統一が原因だと思い至った。

 これについては、visor特有の問題ではなく、palmプラットフォームに共通の問題点だ。ついでにいうなら、win95マシンにもあるし、かなり少ないもののmacにだって残っている。これは、OSを開発している会社だけで対応できる問題ではない。

 ただ、パソコン用のソフトはかなり統一が進んできていて、基本的なものについて大きく異なることは少なくなっている。しかし、palmのソフトはまだまだ百花繚乱で、ガイドラインが効いていないのか、基本的な部分ですらソフトによって異なる場合がある。これまでに覚えているものについて書きとめてみる。

1。アプリケーションで、コマンド・ショートカットに統一性がない。
「コマンド+F」でフォント設定になるものと検索モード
フォント設定について「コマンド+F」「コマンド+T」
2。カテゴリーを直接変更できるモジュールとそうでないモジュールがある。
メモは、メモを入力している状態でカテゴリーを選ぶとそのメモのカテゴリーを変更できるが、ToDoではカテゴリーのリストへ移行する。カテゴリーの変更は詳細ダイアログでなければできない。
3。データを入力すると自動的に新規モードになるモジュールとそうでないモジュールがある。
メモはデータ入力すると自動的に新規のページが作られ入力モードになるが、他のソフトの多くはそうなってはいない。Jfile、pendoc等
4。オブジェクト志向とコマンド志向とがソフトによって異なる。
ファイル一覧ダイアログで、対象ファイルを選んでから操作を選ぶものと、操作を選んでから対象を選ぶものとがある。

 多くはシステム標準と他のプログラムとの違いだが、標準ソフトのなかにも異なっているケースがある。こういうことを覚え身につけることを「使いこなし」とか、そういうことを良く知っている人を「上級者」と呼んでいるケースがあるが、それは間違いだ。ソフト後との操作性の違いが無いようにガイドラインを設定し、守ってもらえるようにする。そして、リファレンスとして、OSと標準添付のソフトは守るべきことをちゃんと守ったものを提供する。プログラマーはそれを元に自分のオリジナリティは機能や性能によって発揮する。逸脱したソフトに付いては、ユーザーもどしどし批判する。これが正しいと思う。初心者は基本的なショートカットや操作方法は標準ソフトで習得する。新しい機能を持ったソフトを使うときは、標準ソフトにない部分のみを集中して覚えればいい。ソフトの数だけオープンダイヤログボックスの出し方を覚えるなんて無意味で無駄な行為だ。

 昔のMacコミュニティにはそれがあった。TeachText,MacPaint,MacWriteといったソフトは、今のユーザー、たとえwinユーザーであっても、が触れてもすぐに使うことができるだろう。今からは無理なのだが、ガイドラインの設計と設定はプラットフォーム初期から示す必要がある。キーボードと同じで、現在の不可解かつ不合理な配列を覚えたユーザーは、その敷居が高かったぶんだけ、他の方法へ(例えそれが合理的であっても)移行することをいやがるのだ。まして、それが自分の努力とステータスを無に帰してしまうような性格のものであればなおさらだ。

 palmOSの設計思想にファイルという概念、メニューやショートカットの重要性への認識が薄かったことが悪影響を残してしまった。これは、UIだけでなく、メモリカードを代表とする拡張スロットの取扱でも現れてしまった。m500シリーズがリファレンスマシンとしてどのような影響力を持っているのか、内容がリファレンスとしてふさわしいものなのかは、panheadには全くわからないが....

#同じ会社の製品でありながらGUIに統一がないどころか、同じソフトのバージョンでGUIやコマンド体系を変えるMSの姿勢は、有料ユーザーサポートで利益をあげるための戦略かと思う。


電池について(2001/10/8)

 とっても参考になる。あの、山田達司さんのコラムはpalmに対する熱い思いを語っておられる。本当に参考になる文章が満載だ。ぜひ、ごらんいただきたい。

 ところで、 palmにはプログラマーが熱く語れる場所が有る。昔のmacを思い出す。でも、palmを最高のPDAと持ち上げているのは、多くの点で納得はできるものの、「ちょっとなあ」と感じるところが有る。

 例えば、電池の「持ち」について、「待ち受け時間」という基準を提示されている。確かに、実際に使うときのもちを評価の基準とすることは正しいと思う。しかし、用途が広がり、DOCリーダーとして使うことや、極端な例として、音楽を再生するように連続的に使用することが多い場合は数日で電池が切れてしまう。しかも、palmは電池が切れてしまうとメモリのソフトは全て消えてしまう。データはもちろん、構築した環境も消える。実際には起動しなくなっても何日かは大丈夫らしい(試したことはないし、その気もないからはっきりはわからない)が、いつハードリセット状態になるのかはわからない。その点ザウルスは全てがフラッシュメモリなので、電池を抜いて何カ月放置していようとデータやmoreソフトが消えることはない。

 この点については、モノクロ・乾電池ザウルスと比べるべきだ。モノクロ・乾電池仕様のポケザウはdeluxeに匹敵する交換サイクルだったはずだ。そう考えて、比較対象をほぼ同仕様のマシンどうしを比較すると強く「palmは電池のもちがいい」とはいえないのではないだろうか?下の対比表は記憶を基に書いているので、間違っているかもしれません。気付いたらメールください。

電池種類 カテゴリ palm zaurus
充電池 マルチメディア CLIE750 MI-E1.E21
TFTバックライト液晶マシン(16bit カラー) prism MI610
反射カラー液晶(充電池 MI-C1
乾電池 反射カラー液晶(電池) clie500c MI310
グレースケール(電池) Deluxe....たくさん MI110

 電池について prismは充電池だが、2〜3日に一回は充電している。予備の電池を持ち歩けない内蔵電池なので残量が半分以下になったら充電しておかなければ危ない。この点、単4乾電池のデラックスは便利だ。電池自体の持ちも比べ物にならないくらいいが、何より、スペアが使えるという安心感に勝るものはない。

 それに、一番恐いのは、この高価なリチウム電池の寿命だ。寿命が来たらどこかに依頼して交換するしかない。電池交換コストがいくらかかるのか、今から不安だ。ザウルスの充電池は3年もった。これは、電池が切れてから充電するようにしていたからではないかと思う。prismのようにクレードルに置くたびに自動的に充電していたら、充電回数が寿命に達するのに1年もかからないのではないだろうか。prismが発売されてそろそろ1年が経過する。発売当初に買われたユーザーの充電池がいつまで持つのか興味がある。


springboard(2001/10/9)

 springboardモジュール、というか厳密にはspringboard対応CFメモリカードアダプターを購入した。springboardには懐疑的だが、CFについてはpanheadはデジカメ、MP3プレーヤー、ザウルス、会社のノートPC、自宅のiMacで供用できる環境を揃えており、CFカードも8メガのものが余っている。このため、springboardカードアダプターさえあれば、追加投資無しでこのCFの輪にVisorも入ってこれる。

 「追加投資不要」というのは魅力だ。他のメディアではこれが難しい。palmへの投資が同額でも供用する相手に追加投資が必要なら、その分が差になる。「メモリースティックでパソコンと簡単にデータをやりとりできます」っていわれても、ソニー以外のパソコンじゃアダプターやリーダーが別途必要になる。メーカーはそういったことを十分に説明しない。

 panheadが買ったのはmatchbookというモジュール。ソフトを内蔵しないアダプタだが、対応ソフトをインストールすると普通のプラグインアダプターとして使用できる。ベータ版ではあるがVFShelperというソフトをインストールすることで、VisorがVFS対応になる。これは画期的だ。

これについては、特集ページを作ったので、ご覧ください。