前回、中間報告をした環境で十分「元はとった」と思う。価格が安かったのだからハードルは低くて当り前だ。7,3000円も払ったMI610に対する要求とは違って当り前だ。しかし、その「使いで」はMI610を凌がないものの、見劣りするものではないことはすごい。
MI610の代わりにVisorDXを使うことは可能だと思う。しかし、機能的にはともかく、やはり漢字の表示には厳しいものを感じざるを得ない。文字を大きくすればそれなりにはなるが、それでは一画面当りの表示可能文字数が減ってしまう。一行当りの文字が少ないと視線の動線が長くなり目が疲れる。さらにページ送りという目線の移動の大きな作業が頻発してしまう。また、一画面当りの文字数が少ないと前後の文脈を撮りにくいことも多い。レポートのような文体のものは問題は少ないが、昔の文学作品などでは長く複雑なセンテンスを好んで使っているケースもあり、文章を味わう妨げになってしまうことがある。
また、横文字フォントを無理やり縦書きに使用しているので、バランスが悪い。特に、ひらがなは蛇行しているように感じる。PDAとしてのみ使うのであれば問題は感じないが、DOCリーダーで長文を読もうと思ったり、パーム文庫でダウンロードした作品を読むような場合は違和感がつきまとう。160X160という解像度では限界があるのだと思う。
試しに英語を表示してみると、全然問題がないことが分る。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
電車の中での、青空文庫本を読むこと趣味としているpanehadとしては、高密度・カラー液晶を搭載したというCLIEが気に入って仕方がなくなった。VisorDXを使うことで、palmOSプラットフォームマシンのPDAとしてのポテンシャリティが充分あるということを確認できたことで、欲が出てきたのだ。また、娘がPDAに興味を持っており、学生のツールとしても使えるソフトがあること、玩具の電子手帳より、パソコンと連携できるものを使っていった方が良いということ。これらから、現VisorDXを娘に渡してもいいと思い始めたこともある。
そこで、主なカラー液晶マシンをピックアップして、勝敗表を作ってみた。既にシリコンオーディオプレーヤーを持っているので、CLIEのPEG-N700CやPEG-M750Cは入っていない。また、PED-N500CはIIICなどは過去のマシンなので、入っていない。なお、「過去のマシン」というのは、現在使えないという意味ではなく、2001/9に購入する場合という意味であり、今もっているなら買い換えの必要など全くないと思う。
| 高解像度 | カラー | デザイン | OS4 | 価格 | 価格 | ヤフオク | 重量 | 拡張 | |
| VisorPrism | × | ○ | ○ | ×3.5 | ○ |
21,000 |
18,000 |
× | springboard+CF |
| ClieN600C | ○ | ○ | × | ○ | × |
32,000 |
35,000 |
△ | MS |
| palm m505 | × | ○ | △ | ○ | × |
42,000 |
38,000 |
○ | SD |
| VisorDX | × | × | ◎ | ×3.1 | ◎ |
9,800 |
8,000 |
△ | springboard+CF |
何と、VisorDXが4でトップ。カラー液晶はコントラストが高く見易いし、液晶表示自体の反応が良いのでCPUの差以上に速く感じることは確かだ。
この表を作るにあたって、電気店で前機種の店頭で試用してみた。実は、CLIEのPEG-N600Cが目的だったのだ。スペック的にpalm m505と同等か上回る(高解像での漢字表示は他を圧倒している)にもかかわらず、価格は1万円近く安いのだから当然だ。PrismはOSが古いこととアップグレードできないこと、重量が重いことから圏外だった。m505については価格的に全然魅力を感じなかった。これだけの価格でありながら画面解像度が160X160では「きれいな漢字で読みたい」という目的を達成できないのだから。
しかし、実際に触ってみたら大逆転。CLIEのデザインはwwwや雑誌で見ていたものと全然違っていた。いや、デザインはそのものだったのだが、panheadが抱いていた印象が違っていたのだ。携帯電話のように無用にメッキを多用した醜悪なものだった。購買力のある女性へのアピールを優先したのかもしれない。クレードルも同じようなデザイン言語でまとめられていて、ブランド品で固めたケバイ姉さんみたいだ。
機能的にも上下ボタンは小さくつながっていて押しにくかった(店頭で触られ続けているために本来の状態ではないかもしれないが)。ジョグダイヤルは持ち方をかなり固定的に決めてしまうので、使いにくいこともあるはずだ。その時に上下ボタンが使いにくいのは不便じゃないんだろうか?と、素朴に思う。
デザインだけなら我慢は出来たかもしれない。しかし、液晶のふにゃふにゃした感じは許せなかった。これは、他のPalmプラットフォームマシンにはあまり感じなかったことだ。「昔、子供が使ってた電子手帳の液晶みたいだ」と思った。せっかく高密度の表示をしてくれてるのに、ペンのタッチがぺこぺこするような感じなので、違和感が増幅されるのかもしれない。
とにかく、通販で購入する前に実機を見ておいて良かった。完全にCLIEは圏外に去った。ソニーにはもっとぶっ飛んだものを期待したい。
しかし、残されるのは、160ドットマシンのみ。だったら安い方が...ということで、急激にPrismの好感度がアップ。しかし、冷静に考えると、カラーが必要なのはpalmPickleだけなのだ。そのためだけに倍以上の価格のものは無駄とも思える。しかも、prismのデザインはVisorDXよりはるかに劣る。そのうえ、200g近い重量。palmPickleをカラーで見たいだけために買うべきものだろうか....
ベンチマークによる速度比較も参考にしてみる。VisorDX恐るべし。無理してカラーを買うより在庫僅少と噂されるオレンジかアイスを入手しておくべきかもしれない。
PS2にはUSBポートもあるし、LANカードもある(高速ネットワークモデムと接続できる)。ベースマシンとして十分なポテンシャルを持っている。これと密接につながる環境ができたら面白いと思わないか?
ZDnetmobileに日本でPDAは普及するのか?という記事があった。
先週,所用でボストンとニューヨークを訪れた際,現地の携帯電話事情をかいま見る機会があったのだが,筆者が見た限り,米国の携帯電話の多くは画面もモノクロ,機能的にも通話が中心で,スケジューラやアドレス帳,アラームなどといったPIM的な機能や,カメラや音楽再生といったマルチメディア機能の搭載はこれからといった感があった。このような状況下であれば,PDAが必要とされ,売れ行きを伸ばしているというのもうなずける。
ちょっと待てよ。携帯電話をPIMやマルチメディアデバイスとして使っているユーザーがどれだけいる?確かに、電話番号メモリは大きいが、それ以外の機能なんて、使っているユーザーはごくわずかだろう。携帯電話で音楽再生しているユーザーがどれだけいる?それが、携帯電話を普及させPDAの普及を阻んでいるか?デジタルカメラなんて、PDAの利用用途としてほとんど影響を与えていない。デジカメを使いたいためにPDAを買う人なんて元々存在しない。
高機能携帯電話の普及とPDAが普及しないことは影響は少ない。調査すれば分かるはずだ。PDAを持っている人の多くが高機能携帯電話を持っていて、正比例の関係にあると思う。「PDAが普及すればPCの需要は減る」といった議論も良く聞くが大間違い。PDAとPCは補完関係にあるので、PDAの普及のためにはPCが必要だったのだ。そして、PDAの普及はPCの有用性も増大させた。この、補完関係に気づいて最初にアプローチしたのがpalmだった。それまでのPDAが「PCが無くても使える」ことを前提にマーケティングされていたものを「PCと一緒に使う」ことを前提にしたのだ。そして、それが受け入れられた。
携帯電話の機能でいい人は元々PDAなど必要としない人だ。つい数年前まで、若年女性層は小型システムメモを愛用していた。携帯電話のメモリがないからといって、PDAを使ってはいなかったのだ。
日本でコンシューマーユーザー向けPDAの普及が伸び悩んでいるのは,キラーアプリケーションの不在,そして携帯電話との明確な住み分けができていないところにあると思われる。コンシューマー向けPDAを開発する各社ともマルチメディア機能やディスプレイの広さ,ストレージの大きさなどをアピールしてPDAの優位点をアピールしているが,「PDAが必要」と決定的にユーザーに思わせるニーズを打ち出せずにいる。
コンピュータは,インターネットによって普及が促進し,携帯電話は電子メールがキラーコンテンツとなった。PDAがコンシューマーユーザーに必要と思わせる要素を見つけられないと,ビジネスユーザー用途以外への普及は難しいかもしれない。
この文章からは「コンシューマー」が何を指しているのかが不明だ。コンシューマーというのが、「個人でビジネス用のPDAを使う人」を指しているのか、「個人でプライベートにPDAを使う人」なのか不明だ。アメリカのコンシューマーというのは、前者だと思う。つまり、ビジネスユーザーそのものだろう。日本でコンシューマー(個人で購入する人という意味)への普及が進まないのは、携帯電話のせいなどではなく、ワークスタイルのせいだろう。企業に所属していても個人中心のスタイルが多く、転職も多いアメリカのような労働市場では、仕事であっても個人ベースで管理する必要があるのだろう。転職してしまえば、ノーツに溜めた連絡先などは全部消えてしまう。同職種でのキャリアアップ転職が重要な労働市場では、前職のパートナーや顧客、クライアントの情報は重要だ。それを会社に依存する形でなく、個人ベースで保管するという切実な欲求がある。「メールのチェックは会社のパソコンでしかしない」というようなワークスタイルなら、PDAを持ち運ぶ必要はない。イントラネット或いはノーツで管理してあれば十分。それを手帳に書き写せばいいのだ。良く使う電話番号だけを携帯にメモリして、足らない場合は会社に電話して聞けばいい。こんな「ビジネスコンシューマー」が大半の日本では、一部のデジタルデバイス好きにしか売れないのは当り前。
だから、携帯電話のように「プライベートコンシューマー」を「コンシューマー」を履き違えた記事やマーケティング(CLIEなんてその最右翼)が出てくるのだろう。たまたま、日本のデジタル好きのデザインセンスが悪いために、CLIEや携帯電話のような醜悪(panheadが思っているだけかもしれないが)なデザインのデジタル家電が発売されてしまうのだろう。まあ、アメリカのパソコンだって五十歩百歩だけどね。
VisorDXデラックスのデザインに心酔しているが、「カラーでPickleを見たい」という家族全員の強い意向と、MI610に見切りをつけたことで、panhead用のpalmとしてprismを選んだ(浮気参照)。
ヤフーオークションで18500円。出品されていた方が北海道在住だったので、送料が1580円と少し高かったが、消費税のつかない個人売買なので、振込手数料を含めても2万円強。これで、カラーの33MhzPalmだから安く買えたと思う。
ATOKポケットfor palmOS OEM版(以下、ATOK)がprism付属のCDにインストールされていた。CLIEにインストールされている先読み変換モードはないが、連文節変換の変換効率は良い。元々予想変換は大嫌いなので、panheadにはちょうどいい。しかも、連文節変換はオリジナルと比べ物にならない精度だ。基本語彙が少ないので、PC並とはいわないが、文章の入力には威力を発揮してくれる。
jfile5、辞スパ(国語・漢和辞書パック)を購入。
ATOKと辞スパは辞書データが大きく、一気にメモリ利用率が80%になってしまった。
prismのユーザー登録をしようとhandspringのサイトにいって、ついでにFAQを見たら、輝度調節の方法が書いてあった。実に簡単。deluxeのバックライトオン・オフと同じ、電源ボタン長押しだった。すると調整用スライドスイッチがポップアップするのだった。これで、かなり視認性がアップした。
しかし、なぜ、prismにはdeluxeのようなコントラスト調整を起動するアイコン(?)を付けなかったのだろう。できれば、ここをタップしたときに、モニタCDEVウィンドウが表示されて、輝度やコントラストの調整用スライドバーやスリープ設定が出来るようになっているといい。現行機種では無理でも、次期には搭載して欲しい。
ちなみに、handspringのサイトに、フィードバックというフォームがあって、感想や希望を送ってくれということだったので、「deluxe最高!がんばれ」と書いて送った。すると、数時間後、何名かのメールアドレスが見つからないというメッセージが届いた。解雇された人のアドレスだったのだろうか。ついでに、このサイトは2ヶ月近く更新されていない。今後のサポートや日本法人および、該当サイトについても説明すべきだし、何より、重要なプレスリリースを載せないんじゃしょうがない。
会社の公式文房具納入業者日興商会に発注していた(もちろん個人で)サンワサプライのスタイラスペンと液晶保護シートが届いた。
定価は、スタイラスペンが750円で液晶保護シートは600円だ。もちろん、panheadは納入割引価格で購入した。
スタイラスペンのパッケージには「液晶画面など硬いパネルに」と明記されていた。じっさいに、チップはプラスチック並に硬いタイプだ。柔らかいタイプが良かったのだが...こんなスタイラスペン(日本トラストテクノロジー・CANETA PDA-4P)もみつけたので、こちらも試してみるつもり。元々、一本のペンを四六時中持ち歩くタイプではなく、そこらに転がっているものを使うタイプなので、安い実用ペンが行く先々に転がっているほうがいい。だから、スタイラスペンも、会社の鉛筆立て、自宅のパソコンの近く、通勤かばんと3本欲しいところだ。現在でも、ボールペンとシャープペンシルに関してはそういう状態を保っている。ボールペンとシャープペンシルは試供品で配っていたもので十分なので、事実上コストはゼロではあるが(^^;...
この製品は、スタイラスチップ以外はすべて通常のパイロットのボールペンを流用している。ボールペンの替え芯もパイロットのものが使えるらしい。安心といえば安心だが、会社のペン立てに入れておくと、赤ボールペンを使いたい人がとまどってしまうこともある。ちなみに、上の写真はきれいすぎ。実際にはもっとチープな雰囲気だ。
書き心地は、その説明の通り硬い。純正のスタイラスペンとほとんど変わらない。panheadは柔らかめが好きなので、あまり好きではなかった。しかし、液晶保護フィルムを貼るとタッチが弱められるので、ちょうど良くなった。
![]() |
こんなシールがついているが、もちろんきれいにはがれる。2色+シャープペンの赤インクのかわりにスタイラスを入れただけ。 |
![]() |
チップは硬い。ほとんど、プラスチックのような感じだ。visorシリーズのような液晶なら問題はないが、CLIEのような液晶には心配。 |
写真の色の関係でかなり違った色に見えるが、、実際は一番上の写真と上の写真の中間くらいの発色だ。
右の写真を見てわかるように、左手で本体を持って使うようなケースではすこしバランスが悪い。軸が太いので、アンバランスな気がするようだ。元々panheadは太いペンは好きではないので、好みの問題に過ぎないかもしれない。
しかし、入力速度は確実に上がる。これは、visorやpalmのみならず、zaurusやポケットPCでも効果が上がるはずだ。ポイントは手の大きさに合わせた大きさと形状だ。PDAの大きさや形状に左右されない人間に近い形状は快適な操作を約束するはずだ。PDA内蔵を前提にしたスタイラスペンでは実現し得ない書き心地だ。人間の手は、PDAの大きさにあわせて小さくなっていないのだから、PDAの大きさによって決められた大きさのペンが書きやすいはずはない。内蔵型のペンはエマージェンシー用と割り切ってしまうことをpanheadは提案する。
実用ボールペンが嫌いな人にはこの製品は向かない。そういった方には、クロスやロットリング、ステッドラーなどの高級文具から、パイロットやセーラー万年筆などの高機能文具、ティファニーなどのブランド品まで選択枝は山ほどある。ぜひ、一度お試しあれ。
MI610の純正液晶保護フィルムは5枚くらい入って1100円くらいだったから、この液晶シートはかなり高価だ。ノートパソコン用のシートを買ってきて丁寧に切るだけでも良さそうだ。MI610用を切るというのも良いかもしれないが、粘着力がないので、palmには向かないような気がする。このフィルムには粘着性があって、液晶面に貼りつける感じだ。貼る前にほこりをよく拭き取っておくことが重要だ。
ちなみに、MI610にはそれ用の空間が本体にあって、粘着性のないシートでもきれいに収まるようになっている。今使っているものは手で触ると1〜2ミリは動くが、支障はない。
handspringのフィードバック送信フォームが見当たらなくなっていた。担当がいなくなったので、フィードバックすら受けつれなくなったのか。エラーを返すよりはいいけど、後ろ向きの対応ではある。カスタマーサポートができないのなら、関東電子にバトンタッチしてしまったほうが良いのではないだろうか。
昨日購入したスタイラスペンを早速電車で使ってみた。立ったままでも快適な入力が出きることは確認できたが、混雑がひどくなると長さが災いして、ゆれたときに人に接触して誤入力することがあった。満員電車は非常状態と割りきるしかないかもしれない。
「到来する? モバイルバブルの崩壊」という記事を読んだ。初出は9月4日なので、見落としていたようだ。3G携帯に対する警鐘を鳴らしているが、そんなことは、去年NTTの計画を見たときから分かってたことだ。いやいや、それ以前に3G携帯の機能紹介としてニュースを動画で流しているのを見たときに「こりゃだめだ」と思った。この人もそう感じていたが、これまで取り上げられなかっただけかもしれないけど、今ごろになってもったいぶって書くというのはどうなんだろう。
しかし、大騒ぎして導入されたJAVA端末だが、出てくるのはゲームや占いばっかり。これも、先細りが目に見えている。palmのようなオリジナル機能を置き換えてしまうようなアプリが使えるようにならない限り全然メリットがない。そうすれば、「操作の簡単な携帯」なんてわざわざ作る必要はなくなるのだ。そうなって初めてJAVAのプログラムが資産となるのだ。今のように、ローカルなハードに依存した非互換(同じキャリアでも使えるものと使えないものがある)プログラムをJAVAで書くことに意味があるのか?バカじゃないの?
PDAのメインアプリともいわれるスケジューラーだ。これも、ある種のデーターベースソフトだ。予定、タスク、ToDo、記念日といったデータを様々なインターフェースで入力し、カレンダーや、ToDoリスト、リマインダーといった形で抽出すると考えるといい。この観点から考えると、Visorに標準添付の予定表+およびそれぞれの機能には不充分な点が目立つ。これに関してはMI610の勝ちだ。DateBK3という置換えソフト(有償)をつかえば、ToDoとの連携はかなりマシになるらしいし、palmOS ver.4以降に添付される予定表はToDoとの連携を実装しているらしい。しかし、ToDoとの連携のみが実現されているだけで、全てのデータを日付をキーとして連携付けて見るという使い方には至らない。惜しいのは、palmDeskTopのカレンダーではToDoとの連携については実現されていることだ。ここまで出来ているなら、予定表+を実装するときにどうして作りこんでくれなかったのか、非常に残念。
visorの予定表+(予定表はいうまでもなく)のカレンダー表示は休日というカレンダーの基本たる、休日の表示が出来ない。祝祭日を記念日のように登録することはできるが、土曜や日曜は記念日ではない。祝祭日だって記念日とはいいがたいのが人情だ。知りたいのは、自分が出勤・通学しなくてもいい日だ。それも、単に網をかけるかかけないか(カラーなら色分け)出来るだけでいいのだ。これは、アメリカ製のPDAやPIMに共通の概念かもしれない。panheadの勤める会社で使っているIBM lotusNotes5のカレンダー表記も休日を設定することは出来ない。ちなみに、win3.1に搭載されていたlotus organizerにもそのような設定・表示は出来なかった。
MI610では、基本的な曜日とは別に任意に特定の日を休日として表示することが出来る。ほとんどの会社はカレンダー通りの休日ということはないはずだ。日曜以外の日が定休日だったり、土曜日の休みがイレギュラーだったりする会社も多い。その点、MI610のカレンダー機能は便利だ。「休日設定」ボタンをタップするだけで休日設定がオン・オフする。panheadの勤めている会社では、年度末(3月頃)に翌年度の休日が設定され、カレンダーが配布される。このときに、土曜出勤やゴールデンウィーク、年末年始等の設定をしておけば、「あれ、この土曜日は出勤日?」というとことは起り得ない。会社のカレンダーを持ち歩く必要もない。
それと、せっかくカラー表示のできるprismなのに、カラー対応でないソフトが多すぎる。というより、事実上ゼロだ。もちろん、これは標準添付ソフトに限っての話だ。小さな画面でも、カラー化して表示で切れば情報の密度は飛躍的に上げることが出来る。カラー機種をリリースするときに標準添付ソフトだけでもカラー化しておいて欲しかった。これについては、prism特有の問題なので、prismのレポートで考える。
住所録の充実度ではザウルスの勝利か。
写真、アポイント履歴、カレンダーとのリンク。いろいろあるが、便利なのが会社名のみをリストするものと同じ会社に所属している人のリストをワンタッチで切り替えられる機能だ。「xx社の誰それさん」を探すという普通に人が行う検索フローに沿っているので使いやすい。
ザウルスの住所録の場合は、情報ファイルと連動するカテゴリーと住所録の会社によるカテゴリー分けができる。しかも、MI610の情報ファイルでは、複数のカテゴリーに一つのデータをまとめることが可能だ。winのショートカット、Macのエイリアス、Unixのシンボリックリンクのよう実体のデータを一つおいておき、様々な分類整理ができる。会社でクラブを作ったようなケースで、クラブに入ったAさんをpalmでは会社のカテゴリーに入れるかクラブのカテゴリーに入れるべきか困る。ザウルスなら全く迷う必要はない。両方に入れられる。クラブに所属している人のリストにも会社のリストにもAさんは表示できる。
業務スケジュールを付けているようなケースで、相手先からアポイントを登録すると、相手先からアポイント履歴を見ることができる。「え〜っと、Bさんとは前に5月10日と8月4日にあ会ってたな。最近頻度が少ないぞ」といった判断ができる。もちろん、検索機能を使ってカレンダーを追っていくことで同じ情報を組み立てることができるが、効率と楽さで大きく勝っている。
写真やボイスメモなんかは使わなければ邪魔になるものでない。高機能でもそう思わせないようにしておけばいいのだから。
MI610はインクリメンタルサーチができないが、310以降の機種ではできるようになっている。